【更新】ADX2 LE大型アップデート(機能面)


こんにちは! 研究開発部の柴田です。

ADX2LEをお使いの方、大変お待たせしました。
近日、ADX2LEの大型アップデートを行います!

今回のアップデートでは、法人向けに提供しているプロ版 ADX2 の最新バージョン相当の内容を一挙にリリースします。

本記事では、ADX2LE型アップデートで公開される多くの新機能の内、大きなものを紹介します。
(記事が長いので知りたい項目のタブをクリックしてご覧ください)

ADX2カスタム拡張・自動化機能「Atom Craft ロボット」を公開

「Atom Craft ロボット」は、AtomCraftへの大量のサウンドデータの登録や登録済みサウンドデータの設定変更というような、手間のかかる作業や人為的ミスが発生しがちな作業を任意のルールで自動化することができる機能です。 Atom Craft ロボット機能を活用することで、サウンドデザイナーの作業負担の軽減や運営型ゲームのデータ作成を簡略化、サウンド制作ワークフローの改善などに貢献します。 自動化スクリプトはPythonでの記述に対応しています。

先日開催されたCEDEC+KYUSHU2020の講演でも「Atom Craft ロボット機能」を紹介しています。 講演アーカイブも2/7(日)まで見れるようなので合わせてご覧ください。 https://peatix.com/event/1750894/view (CRIの講演は6:05:00あたりから開始です)

AtomCraft 新ライセンス認証システム

サウンドミドルウェアCRI ADX2のオーサリングツール「Atom Craft」に2つのオンラインライセンス認証を導入しました。 オーサリングツールのライセンスの期限が無期となるため、期限切れによるアカウント再取得が不要になります。 ユーザはツールを初めて使うときに、ツールユーザーライセンスの認証が必要です。(初回のみ、ユーザーごと)

リスナー&音源基準仰俯角AISAC

AtomCraft において、AISACと3D音源の上下方向(仰俯角)パラメーターを連動させる「リスナー基準仰俯角AISACコントロール」、「音源基準仰俯角度AISACコントロール」を キューの設定 に追加しました。

距離によるキューの再生数制御

AtomCraft において、カテゴリのキューリミット項目に距離による再生優先度「キュープライオリティー近距離優先」フラグを追加しました。 フラグを「True」に設定すると、キューリミットによって停止するキューとして、一番プライオリティーが低く、キューのパンタイプが「3Dポジション」で、一番遠距離であるものが選出されるようになります。

シーケンスの精度向上

ADX2データにおける「シーケンス」とは、キューの再生時間軸上にサウンドやイベント(ループなど)を配置し、再生・制御する機能です。 今回のアップデートによって、シーケンス内の波形再生開始タイミングを出力音声のサンプル精度レベルで実現されます。

JSON形式のACF、ACB情報出力

AtomCraft によるデータビルド時に、ACFやACBに記録されている情報のJSON形式出力に対応をしました。

AtomCraft プロファイラを Unity Editor に統合

Unity Editor上でCRIWAREの動作状況を確認できる「CRI Profiler」を追加しました。 ADX2により再生したキューの履歴がタイムラインで確認できます。 Unity Editor上でのデバッグやパフォーマンスチューニングにご活用ください。

空間音響接続機能「3D トランシーバー」

3Dポジショニングの機能に、空間音響接続機能「3Dトランシーバー」を新たに追加しました。 特定の3D音源群をサブミックスし、一点から出力することができます。 「特定の部屋や建物内の音が窓や扉などから漏れ聞こえさせる」「遠隔地の音声を伝送させる」など、 新しい3Dサウンドの表現が可能になります。

Assembly Definition に対応

Unity 2019以降の環境向けに「Assembly Definitions」に対応しました。 ソースコードの依存関係の整理や差分ビルドによるビルド時間の短縮など、快適に開発を進めることができます。

Timeline 拡張機能

Unity の Timline 機能を拡張する CriTimeline.Atom を追加しました。Timelineアセットに Atom トラックを配置し、音量・ピッチ・AISAC をカーブによってコントロールすることが可能です。こちらの機能を使用するには Unity 2018.1 以上が必要です。

Atom Browser

Unity Editor 上でシーンを実行しなくてもリスト表示などの機能が利用可能になりました。

マイク入力に対応

マイクデバイスによる音声入力機能に対応しました。 CriAtomExMic クラスを用いて物理的なマイクや音声デバイスからの入力をキャプチャすることができます。

最新UE4に対応

UE4.26 に対応しました。

3Dサウンド空間デザイン機能「AtomAudioVolume」

3Dサウンド空間デザイン機能 AtomAudioVolume を追加しました。 リスナーの位置に応じて3D音源のパラメータを変化させる領域を、 3D 空間上に直接指定することができます。 変化の強さは AtomAudioVolume の境界面とリスナーの距離に対応します。

広範囲 3D 環境音 デザイン機能「AtomAreaSoundVolume」

広範囲 3D 環境音 デザイン機能 AreaSoundVolume を追加しました。 湖なら水音、林なら鳥の声といった、広い範囲に渡って環境音が聞こえる領域を、 3D 空間上に直接指定することができます。

3Dサウンドの処理負荷削減モード

高機能インポートUI「Atom CueSheet Import Dialog 」

キューシートのインポート専用インタフェース Atom CueSheet Import Dialog を新規に追加しました。 インポート時のキューアセット生成・削除を選択したり、キューアセットのサフィックスを一括指定できます。

CRI アセットの外観を改善

UE4 Editor のコンテンツブラウザ上における、Atom キューアセットのサムネイル表示を改善しました。 キューの先頭波形がサムネイルにて表示されます。また、Cue Color プロパティにより表示色を変更可能です。

波形ファイルブラウジングツール「Solv」

波形ファイルをリスト形式でブラウジングするためのツール、CRI Solv の提供を開始しました。 LE用ツールパッケージに同梱されます。 CRI Solv は多くの波形ファイルの情報を一度に閲覧し、プレビューすることに特化しています。  
いかがでしょうか?

いろいろ変わっていて目が回る……という方は、
一度 CRIWARE 公式チュートリアル をおさらいしてみるのが良いかもしれません。
併せて、Youtube の CRI・ミドルウェアチャンネル もチェックしてみてくださいね!

次回はアップデート内容のうち、構成面についてお知らせします。

ADX2 LEの最新版を公開しました。下記ページよりダウンロードできます(追記:2/8)
https://game.criware.jp/products/adx2-le/#ledl

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