CRIWARE Unity Plug-inが変わります


こんにちは、研究開発部の我妻です。

CRIWARE Unity SDK 3.03.00が公開されました!

CRIWARE Unityプラグインは2012年に提供を開始しましたが、
この8年間でUnityを取り巻く環境は日々進歩を遂げており、
開発現場でのUnityプロジェクトの構成も大きく変わってきています。

既存ユーザー様のプロジェクトでのプラグイン更新に伴う互換性を保つため、
Unity 4以前の仕様に基づく構成を守ってきましたが、2020年最後のアップデートとして
「新しい構成のプラグイン」をリリースすることにしました。

本記事では、過去最大の改善であり仕様変更となる新しい構成のプラグインについてご紹介すると共に、
特に「既にCRIWARE Unity Plug-inをご利用中の開発者の皆様」にお伝えしたい内容をまとめています。
文字ばかりの記事となりますが、お付き合いくださいませ。

新しい構成のプラグイン

プラグインが Assets/CRIMW 以下に

新しい構成のプラグインでは、Assetsフォルダの下にCRIMWフォルダを新設し、
このサブフォルダにすべてのファイルを移動しました。
様々なプラグインファイルによって混乱しがちなPluginsフォルダから脱却し、
よりクリーンなフォルダ構成で開発を行えます。

Assets/CRIMWフォルダをAssets/ThirdParty/CRIMWなどに移動した場合でも、
各機能は正常に動作します。

 

Unity Assembly Definition機能に対応

Unity 2019以降の環境向けに「Assembly Definition機能」に対応しました!
(Assembly Definition機能については こちら をご参照ください)
ソースコードの依存関係の整理や差分ビルドによるビルド時間の短縮など、
さらに快適に開発を進めることができます。

 

CriWare namespaceを追加

かねてより多数の皆様よりご要望いただいていたnamespaceについて。
既存のすべてのクラスをCriWare namespace以下に統合しました。
CRIWAREプラグイン機能を利用するスクリプトでは using CriWare; をお願いします。

プラグインをアップデートしようか考えている方へ

ご紹介してきたように様々な新機能や改善がご利用いただける新しい構成のプラグイン。
もちろん全ての皆様にご利用いただきたいと考えていますが、
すでにCRIWARE Unity Plug-inをご利用中の方は、アップデートに際して注意が必要です。

ここまでの記事を読んでご想像いただけた通りの
「プロジェクトから古いプラグインファイルを削除する」
「スクリプトに using CriWare; を追加する」

だけでは済まないかもしれません…

具体的には、「AssetBundleのリビルドが必要になる」可能性があります。
詳しくは マニュアル をご参照ください。

すでに運用中のアプリケーションだったり、開発が進行しているプロジェクトでは、
新しい構成のプラグインへのアップデートが困難なケースがあるかと思います。
ご安心ください。
Assembly Definition無し、namespace無しの従来構成のプラグインも
これまで通りリリースを続けます。

(少なくとも2021年中はSDKパッケージに含め、その後もお問い合わせに応じて提供します)
新機能や不具合修正を利用したい場合はこちらをご利用ください。

おわりに

CRIWARE Unity SDK 3.03.00はテクニカルサポートサイトですぐにダウンロード可能です。
ぜひぜひアップデートの上、生まれ変わったプラグインをご活用くださいませ。

…ところでADX2 LEユーザーの皆様も新しい構成のプラグインが使いたいですよね?
続報をお待ちください!


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