ゲームサウンドの設計とサポートツール、ミドルウェア【サウンド設計その3】


ゲーム開発を手助けするツールとして弊社のADX2のようなミドルウェアが存在します。

このロゴが表示されているゲームで、ADX2が使われています。

ADX2はそもそも、ゲーム開発チームが設計したサウンドを上手に管理、運用、そして手軽に実装するために生まれた専用ツール群です。

過去20年間に渡り様々な現場の要求に応えてきたことにより、どんな設計に対しても応えられるようになっています。仮に解決手段がなかった場合も改善され、今も進化を続けています。

できる事が多すぎて一言で説明しづらい面もあるので、設計、管理に関して便利な特徴を「3つだけ!」ピックアップして紹介します!!

カテゴリ

ゲームによってはBGM、SE、ボイスの音量バランスとかをユーザーが調整できたりします。

珍しく弊社が制作したアプリ 『Ringo Attack!』
AppStoreからどうぞ。音周りは地味に凝った事を手軽に実装してます。

このファイルはBGM、このファイルはボイス…という感じにラベリングしていくのが簡単な事と、カテゴリボリュームという機能があるおかげで上記の画像のような仕組みが手軽に作れます。便利!

ファイルのまとめ方 (ワークユニット、キューシート)

用語の説明は置いておいて、複数の音をまとめて1つのデータとして管理します。

この画像の例ではBGM群とSE群でシートを分けています

バトルシーンとか拠点のシーンとかがあるとして、それぞれのシーンで必要な音だけをまとめたシートを作っておくと、シーンの切り替え時に沢山のファイルを読み込む必要は無くなり、管理が楽になります。追加DLとかの場合も楽ですね。

リストビュー

カテゴリや音量設定が一望できたり、Excelの表から数値やコメントが流し込めたりします。

見たい情報を限定しつつ、全体の状況が見渡せるので本当に便利です。


このような機能を使いつつ設計や管理をしていくと、数千、数万といった膨大な数のファイルがあったとしても、ミスを抑えつつサウンド全体をコントロールできる事でしょう。

次回は検索とかcsv互換とか、もう少し管理の部分を詳しく書くつもりだよ。よろしくね。


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kawaguchi

Sound / Haptic / UX Designer @ CRI Middleware. / 音響周り全般と触覚、UXを担当。VRの立体音響も。 ゲーム制作現場の要望をミドルウェア開発チームに届けて、より素敵なコンテンツが生まれやすい未来を作るのが仕事です。

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