ゲームサウンドクリエイターインタビューVol.8 ー青木しんたろうー

久しぶりのゲームサウンドクリエイターインタビュー!
第8回となる今回は青木しんたろうささんにご回答いただきました。


―クリエイタープロフィールー
青木 しんたろう
作編曲家・ヒーリングピアニスト

<制作に関わったタイトル>
①ゲーム 
・Cross x Beats. REV(カプコン)
・The Sims4 (EA)
・コンパス (短編アニメの方)
・Artifact Adventure外伝 DX

②アニメ
・映画「コラショの海底わくわく大冒険!」(ベネッセ)
・「猫のニャッホ」アニメ版
・ゆかいなアニマルバス 2期

③その他
・星光堂(現・ハピネットミュージック)よりヒーリングCDを20枚くらい
・猿まわし劇場(周防猿まわしの会)の曲を15年で600曲くらい

 

―まずはご経歴を教えてください。

大学卒業時、なぜか「就職しなければなんとかなるだろう」と思い、ふらふらしていたら友人の彼女さんが所属していた劇団の音響に誘われ、さらに出演していた役者さんのツテで舞台や映画の作曲に繋がっていきました。
アニメやエンタメ関連は、2015年に後輩の子のピンチヒッターで地上波アニメのお手伝いをしたのが転機です。運の良さで生きてます。
 

―現在の仕事内容や活動内容はどうでしょうか。

インディゲームや映画、アニメなどの作編曲。必要に応じてSE制作。
年に数枚のヒーリングCDのリリース。
猿まわし劇場さんの曲は毎月、引き続き制作しています。
 

―やはり気になるのですが・・・「猿まわし劇場」への楽曲を提供が特徴的だと思います。ゲーム音楽制作との違いなどはあるんでしょうか。

お客様が、親子3代でご来場されるため、

①若者だけ喜びそうな「耳に痛い音」「無駄に速いテンポ」を避ける(おじいちゃんがいやがる)
そのうえで最新シンセはガンガン使う

②子供はすぐに飽きる。おじいちゃんは耳に残らないと「ガチャガチャしてるだけ」で終わる。
口ずさめるメロディと、ノリノリで手拍子できるテンポを常に意識する。

③小学生以下はびっくりする音で泣き出すので、過度な怖い音は避ける

④上記3つ踏まえたうえで、若者もゴキゲンになれる最新のセンスを常に取り入れる。

です。
 

―やはり気を付ける部分があるのですね!青木さんご自身のサウンドに大きく影響を与えたと思える人、出来事はありますか?

菅野よう子さん。
他は、高校卒業した春休みに、古代祐三さんの「アルガーナ」というゲームの曲を聴いてノックアウトされました。
サウンド勉強会コミュニティに参加している皆様が、自分が当時プレイしてたゲームのコンポーザーさんばかりなので、ひたすら影響を頂いてます。

一番聴いたゲームBGMは、「ZERO DIVIDE」というPSの格ゲーのサントラです。

 

―ゲームサウンド制作・実装において心がけていること、モットーなどはありますか?

実装は完全に素人です。

他人と同じことをしても上には上がいるので、オーダーを満たしながら、自分の得意なフィールドで作る、それが掛け算になるよう考えています。

作曲前の資料集めなどの準備に、一番時間をかけるようにしています。

モットーというか、
「この人に頼むと、面白い世界が見えるな、何が出てくるかワクワクするな」
って思ってもらえるように、技術向上と芸人魂を意識しています。

 

―なるほど。音楽制作をする時のお気に入りのツール、ソフト、リスニングデバイスがあれば教えてください。

・ツール
NI Noire
ピアノ音源は最近これです

・ソフト
Studio One
軽い

・リスニングデバイス
IK Multimedia iLoud MTM
爆音がまわりに響かない&バランスが好き
 

―音楽制作以外で今精力的に取り組んでいることはありますでしょうか。

SNSのネガティブな空気さえ避ければ、人類平和な気がしてるので、ネット遮断に力を入れてます。
Freedomというツールにお世話になってます。
 

―今後ゲームサウンドで実現したいことはありますか?

既に先月あたりから始めていて、ヒーリング以外の曲でも、こっそりソルフェジオ周波数(癒しの周波数)を取り入れて制作してます。
こっそり入れておいて、ユーザーが無意識に元気になるように仕込んでます。

エンタメなので、笑顔と、優しい楽しい気持ちになってもらえるよう、今後も尽力します。
 

―ありがとうございました!

 

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