新しくなったセッションウィンドウの紹介


セッションってなに?

ADX2のツールには、ゲーム内の音をプレビューするための機能がありますが、通常の機能だけでは

  • キャラクターを配置して距離に応じた変化を確認
  • 複数の音源を配置した空間を歩き回る
  • セレクタラベルやAISACを変更した際の音の変化

といった状況を再現する事ができません。

そこで複数の音源を用意し、キーボードショートカットも使うことで、まるで演奏するかのごとく、音を鳴らしながら確認ができるモード、それがセッションウィンドウなのです。

できること
・セレクタ、ゲーム変数、AISAC、ブロック、DSPバス設定、スナップショット切り替え
・プレーヤーのフェーダー関連簡易プレビュー
・カテゴリボリューム、AIASCプレビュー
・3Dポジショニングの簡易プレビュー
・複数プレーヤーによるプレビュー

セッションを使うと良い場面

・AISACの変化や距離減衰を簡易的に確認したい場合に有用です。
・セレクタの設定やカテゴリボリュームの設定、AISACの効き方等をAtomCraft上で確認することが出来ます。
 実際にゲームに組み込む前に細かな調整が可能です。
・二番目に上げたパラメータの中にはセッションを使用せずにも出来ますが、
 セッションではそれらのアイテムがまとまって表示されているため、操作しやすくなります。
・3Dポジションを取り込んだため、パラメータ調整としてはAtomViewerを使用しなくてもいいケースが増えました。(従来のコアユーザー向け)

最新版で強化された点

新規機能

・レイアウトが自由に組めるようになりました。子ウィンドウの移動やフロート化が可能です。
 ・セッションではシーン(Scene)と呼んでいます。
 ・シーンの切り替えも可能です。

新しくパラメータの変更が可能になった項目

・3Dポジショニング
・プレイヤーのクロスフェード設定
・DSPバス設定
・カテゴリ

AtomCraft内では行えず、セッションでしか設定(確認)できない項目

・3Dポジション
・プレイヤーのクロスフェード設定
・DSPバス設定を切り替えた際の変化時間
・AISACコントロール値の2値同時変更(AtomViewerと同じ機能)

地味に強化されたところ

・セレクタラベルの切り替えボタン
 ・DAWのプリセット切り替えボタンの様なものです。
 ・コンボボックスから逐一ラベルを選ぶ必要が無くなりました。
 ・なお、切り替えボタンはDSPバス設定にも追加されています。


というわけで、もともと強力なプレビュー機能だったものがさらにパワーアップし、より細かい音の調整を、プログラマーさんの手を借りず、サウンド担当者だけで行えるようになりました。
ぜひ、お使いください。


kawaguchi

Twitter @CRI_kawaguchi Sound / Haptic / UX Designer @ CRI Middleware. / 音響周り全般と触覚、UXを担当。VRの立体音響も。 ゲーム制作現場の要望をミドルウェア開発チームに届けて、より素敵なコンテンツが生まれやすい未来を作るのが仕事です。

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