CRIWARE SDK for UE4 v1.29.00.00 の注目ポイント


CRIWARE SDK for UE4 v1.29.00.00 をリリースしました!

こんにちは!研究開発部の柴田です。皆様、ゴールデンウィークはエンジョイされましたか?私は休み中に積読を崩そうと奮闘した結果、気づけば積読が更に増えてしまいました。何故……?

今回も CRIWARE SDK for UE4 の最新のアップデート情報をお届けします!
UE4.26.2 対応のほか、 空間音響接続機能「3Dトランシーバー」やシーケンサー上での音声・映像制御機能の強化を主なアップデート内容としています。

空間音響接続機能「3Dトランシーバー」に対応

CRI ADX2 の空間音響接続機能「3Dトランシーバー」を使用するためのインタフェースを追加しました。

3Dトランシーバ機能は3Dポジショニングの仮想空間上で音声をサブミックスし、一点から出力する機能です。

この機能自体は ネイティブ版 ADX2 SDK や CRIWARE Unity Plug-in では既に提供済みでしたが、 CRIWARE UE4 Plugin では未対応でした。

今回のアップデートで追加したのは、 3D トランシーバ機能の素朴なラッパークラスではありません。「非プログラマでも簡単に使える」という点を重視した特別なインタフェースとして “AtomTransceiverBox”を用意しました。

コンテンツブラウザ上からブループリントアセット AtomTransceiverBox をビューポートにドラッグアンドドロップするだけで、トランシーバ機能をすぐに使えます!AtomTransceiverBox はそれ自体がコリジョンボックスとしての機能を備えており、リスナーが Box をどの方向に通り抜けたのかに応じて自動的にリージョン (どの空間に属しているかを示すラベル) を切り替えてくれます。必要なのは GUI 上での設定だけで、プログラミングは不要です!

シーケンサ上での音声制御機能の強化

従来からシーケンサ上での Atom トラック配置機能は提供していましたが、コントロールできるパラメータが少なくあまり柔軟な制御はできませんでした。

今回のアップデートでは、Atom トラックに対して音量やピッチの他に、下記のパラメータを設定できるようになりました!

  • Actor 
  • AISAC コントロール
  • AttenuationSettings

Actor をアタッチしたトラックは、その音声再生位置が対象の Actor に設定されます。任意の Atom トラックを好きな位置で再生させることが可能になります。

シーケンサ上での動画再生機能の追加

従来、Sofdec2 ムービの再生制御機能はシーケンサ上での操作・設定に非対応でした。

今回のアップデートでは、シーケンサ上に Sofdec2 トラックを配置することが可能になりました! GUI 操作のみでのムービ再生が可能です。

 

いかがでしょうか?以上が CRIWARE SDK for UE4 v1.29.00.00 で追加された主な新機能の紹介です。今回は「プログラミング不要の機能インタフェースを提供する」という点にこだわった更新となっております。各種機能の詳細については CRIWARE UE4 Plugin マニュアル をご参照ください。また、3D トランシーバ機能など、今回紹介した機能の一部は無償版 ADX2LE for UE4 でも公開を予定しております。実際にお使いいただいた際にはご意見やご感想など頂けると幸いです!

 


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