Unityデモでお送りするADX2新機能3Dトランシーバーの紹介
先日の記事でも取り上げたCRIWARE SDK for Unity 3.01.00からのADX2新機能、3Dトランシーバーについてご紹介していきます!
まずはこちらのデモ動画をご覧ください。
※音声を有効にして、是非ヘッドホンやイヤホンでお聞きください。
隣の部屋の音がドアから聞こえ、ドアを通り抜けると音が広がるのがお分かりになりましたか?
これらは3Dトランシーバーで可能になった新しい表現です。
3Dトランシーバーでできること
3Dトランシーバーは空間内の音を1点に集約して再生させる機能です。
デモ動画のように、「別の部屋からの音が開口部を通して伝わる」ような表現が実現できます。
別々の場所に配置された音が、開いたドアに配置された3Dトランシーバーに集約されてから
伝わっています。
部屋ごとの音のグループ化
3Dトランシーバーを使う場合は部屋の内側/外側などのように空間のグループ化を行うことになります。
その際に設定するのが3Dリージョンです。
3Dリージョンを利用することで、「直接リスナーに届く音」と「3Dトランシーバーを介して届く音」を
グループ単位で設定可能です。
部屋をまたぐ際の3Dリージョン切り替えなど、スクリプト実装を含めたより詳しい使い方は、
チュートリアルとして公開を予定しています。
ドアから聞こえる音へのエフェクト設定
最後に、こちらの動画もご覧ください。
ドアの正面では隣の部屋の音がクリアに聞こえますが、脇に移動するとこもって聞こえますね。
3Dトランシーバーを使うと領域内の音をまとめて1点から再生することが出来ましたが、
位置を利用した距離AISACや角度AISACをまとめて設定できるというのも嬉しいポイントです。
デモ動画では、3Dトランシーバー出力基準方位角AISACを使って、角度に応じてローパスフィルターの
かかり具合を変化させています。
いろいろな表現に応用できそうですね!
おわりに
今回は新機能である3Dトランシーバーをデモ動画を交えてご紹介しました。
CRIWARE Unity Plug-in 3.01.00には他にもたくさんの新機能が追加されているので、
3Dトランシーバーとともに是非ご活用ください!
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