The parameter of audio data exceeds the player’s capability.
W2010091302:The parameter of audio data exceeds the player’s capability. (Increase max_sampling_rate of AtomPlayer or VoicePool up to 346015Hz.)
W2010110801:Specified frequency ratio exceeds the player’s capability. (Increase max_sampling_rate of AtomPlayer or VoicePool up to346015Hz.)”
といったワーニングが出る時は、
例えば
- ピッチが高く再生されている
時に起こります。
特にランダムピッチや、AISACによるピッチ変更、元波形のサンプリングレートが高いなど、意図せず超えてしまう場合も考えられます。
初期化時のサンプリングレートの設定やデータ側の対応により解決できる場合もあります。
以下、SDKのdocumentationフォルダ内にあるCRIエラーマニュアルより抜粋
発生状況
再生しようとしている音声のサンプリングレートが高く、再生可能なボイスが存在しない場合に発生します。
346015Hz(状況により数値は変動)は、実際に再生しようとしたサンプリングレートです。
再生時のサンプリングレートは、音源自体のサンプリングレートと再生ピッチによる倍率の掛け合わせで決定します。
本警告が発生する原因は以下の通りです。
– ツール側で再生ピッチを高く設定している。
– アプリ側で動的に再生ピッチを上げている。
– AISACを使ってピッチ変更を行っている。
– 3Dポジショニング機能のドップラー効果を利用している。
(※1) 本警告が発生しても、音声の再生自体は行われます。ただし、意図したピッチでは再生されていません。
※1:3Dポジショニング機能では、リスナーが音源に近づく速度が大きいと、ドップラー効果により再生ピッチが上がります。
解決方法
ボイスプール作成時にサンプリングレートを高く設定してください。
具体的には、48kHzの音源のピッチを2倍に上げて再生する可能性がある場合、 ボイスプールのサンプリングレートを96kHzと設定します。
また、ツール側、アプリ側で設定に間違いが無いか確認してください。