たのしいIVRC 2024 SEED STAGE!

いつもお世話になっております、開発のかむろです。

IVRC 2024 SEED STAGEに参加中です!さいこう!
今とてもたのしいので、ハッピーのおすそわけとしてイベントをご紹介する記事となります。

IVRC:Interverse Virtual Reality Challengeは、「インタラクティブな作品を企画・制作する大会」です。参加者は願望・リビドー・信条を込めた企画書を執筆。全国から集まった中から書類審査を通過すると、制作した作品をSEED STAGEで展示することができます。今年は9/11〜9/13に名城大学で開催中のバーチャルリアリティ学会大会の中で、21チームがしのぎを削っています。

CRIも長らく協賛してきたのですが、今年からスポンサー企業賞が出せることになり、胸を張って参加しているというわけです!審査員様です!
どの作品もいい感じなのですが、ここでは個人的なこのみでピックアップしていくつかをご紹介します。

耳研澄装置製造工場
<情報科学芸術大学院大学メディア表現研究科>

「水中に潜ると周りの音が遠くなる」という体験を表現した作品です。
会場の音をマイクで収録し、ノイズキャンセリングイヤホンから再生する音量を操作することで、
周りの音を消したり戻したり。
非常にシンプルな構成ながら、とても納得感のある体験を作り上げています。

ノイズキャンセリングイヤホンで周囲の音がフッと消えるのが水に潜ったように感じられるのに着想。
耳には入っているのにつよく意識していないような音の捉え方を、こう、あれするというコンセプト。
漫然と生きずに耳を研ぎ澄まそう!
音を足したりエフェクトかけたりで水の境界を再現するなど、さらにエンタメに寄せることもできそう。
可能性の獣か?

いたく気に入りまして、CRI・ミドルウェア賞はこちらの作品とさせていただきました。
おめでとうございます!今後ともよろしくお願いいたします!

グラビティ・パラドックス
<工学院大学情報学部コンピュータ科学科>

重力の方向を変化させながらステージを進んでいくライド作品です。
でかいということはそれだけで価値があるのだ。
土台は一軸駆動で前のめる方向に傾き、わぁ〜っと落ちていく感覚がとってもたのしいです。

風をつよくしたり、壁にぶつかったときに衝撃を与えたりなど、もっとドギマギさせてほしい!
伸びしろたっぷりなので、今後の展示でどうなるのかたのしみです!
お子さまでも簡単にたのしめるようにするのがたいへんそうだぁ。

寝台列車ですやすや
<立教池袋中学校高等学校数理研究部>

タイトルまま、寝台列車でまったり眠る体験ができる作品です。こういうのがいいだよ。
実際の寝台列車で収録した「音」と「三軸の揺れ」を、HMDの映像と共に再生しています。
人間はこういう記録→再生系の作品を見るとうれしくなっちゃうんだ。

自分が体験したときはHMDのスピーカーで音を再生しており、会場の音やベッド下機構の駆動音などが聞こえてしまいました。
二日目からはヘッドホンを仕入れてきていたので安眠御礼!やったね!
ヘッドホンが必要だったら浜松の音響企業様か渋谷のミドルウェア企業に相談するのもいいと思う!

Stealth Shield -Protect your virtual privacy-
<慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科>

「個人情報を不用意に渡すとたいへんなことになるぞ」という警鐘を鳴らす作品です。

何を言ってもネタバレになるのでどう紹介したらいいんだろう…
かなりショッキングというか、人生がおしまいになってしまった。
自分はあまりの情報の洪水に笑いすぎておなかが痛くなっちゃいました。笑い事じゃないぞ!

現代社会に問題を提起する大人向けの内容。コンテンツの作り込みがすばらしいです。
残念ながら決勝大会には進めなかったのですが、ぜひたくさんの方に体験してほしい…
10月のKMD公開イベント@東京で展示するとのことなので、行きましょう!

 

というわけでIVRC 2024 SEED STAGEのご紹介でした。
合計で10の作品が進出した決勝大会=LEAP STAGEは、10月に東京で開催!
みなさまお誘い合わせの上でご参加くださいませ!

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