【CRI ADX 最新機能紹介!】 プロファイラーで音をリプレイしよう【Profiler Ver.3】

こんにちは!第1開発部の有働です。
この度、Atom Craftプロファイラーがメジャーバージョンアップにより V3.0.0となりました!

ログリプレイ機能

ADXでサウンドを実装したゲームの実行中にプロファイラーを接続すると、その間にどの音が鳴ったかなどの情報が記録できます。
今回のアップデートで、その記録をもとに音を再現する機能が追加されました!

ログリプレイ機能デモ

基本的な機能

ログを取得した時に発生したゲーム中でのADXの操作(再生、停止、プロパティ変更など)を可能な限り再現します。
ADX SDK 2.29 以降のモニターライブラリを使用し、かつプロファイラー V3.0.0 以降で取得したログであれば、特別な実装なしに利用できます。

サウンド上の問題を発見して当該部分をプロファイリングした際、従来はイベントのテキストログやタイムライン上から問題を起こした部分を探す必要がありました。
V3.0.0以降は、ログ取得中のADXの動作をプロファイラー上で直接再現して確認することができるようになります。

バイナリ差し替えテスト機能

リプレイを行うには、基本的にはゲーム中で使用したキューシートバイナリ(ACF/ACB/AWBファイル)を指定します。しかし、ログを取得した時に使用していたバイナリ以外を使用することもできます。

これを応用すると、「同じキュー名/キューIDをもつ別のキューシートバイナリを読み込ませて、音が差し替わった時の発音を検証」することができ、実際のゲームの動きに合わせた再生確認としても活用できます。

その他の機能

パフォーマンスチューニングのために、ゲーム中で使用されたADXの初期化パラメータとは異なる初期化パラメータを試すことも可能です。

一部UIの刷新

リプレイ機能の実装に伴い、プロファイルするゲームへの接続や、既存のログを読み込む操作にアクセスするための トランスポートバー が登場しました。

  • フォルダボタンで既存ログの読み込み
  • 録音ボタン (⏺) で接続・プロファイリング開始
  • 停止ボタン (⏹) でプロファイリング/リプレイ停止
  • 再生ボタン (▶)でリプレイ開始

などの操作が直観的になりました。

最後に

先週から連続でお届けした最新SDKの機能紹介は、今回で最終回です。これらの新機能が皆様の制作の一助となれば幸いです。
ご意見ご要望がありましたら、テクニカルサポートや公式Discordなどでご相談ください!

公式Discordについての記事はこちらからご覧ください。

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