【CRI ADX 最新機能紹介!】エフェクトプラグイン追加【CRI Atom Craft Ver.3.56.01】

CRIの大町です。
CRI ADX SDK Ver.2.30.01及びCRI Atom Craft Ver.3.56.01を公開しました!
同じ機能に対応するUnityおよびUnreal Engine向けプラグイン、ならびに無償版のADL LEも公開済みです!

この記事では新しいSDKで追加された3つの「エフェクトプラグイン」について紹介します!

エフェクトプラグインとは

エフェクトプラグインとは、ADXのミキサーで使用可能なサウンドエフェクトのGUIです。
一般的なDAWで使用される形式と同じVST形式で作成されており、直感的な操作とビジュアライザーで制作をサポートします。
もちろん、設定したエフェクトはゲーム上でも同じように適用されます。

今回のアップデートでは新たに3つのエフェクトプラグインを追加しました!

ミキサーのマニュアル:https://game.criware.jp/manual/adx2_tool/latest/criatom_tools_atomcraft_dsp_bus_setting.html
エフェクトプラグインのマニュアル:https://game.criware.jp/manual/adx2_tool/latest/criatom_tools_atomcraft_dsp_effect.html

ADXのミキサー

既存のエフェクトプラグイン

マルチバンドコンプレッサー

コンプレッサーは、音声の大きすぎる部分を自動的に抑えて、全体の音量バランスを整えるリアルタイムオーディオ処理です。一定の音量以上を圧縮することで、ばらつきが減り、安定した聴きやすい音になります。ダイナミクスを整え、ミックス全体のまとまりや存在感を向上させるために広く使用されます。

このコンプレッサーの処理を周波数帯域ごとに独立して行えるのが マルチバンドコンプレッサー です。低域・中域・高域など複数のバンドに信号を分割し、それぞれ別のパラメーターで制御することで、より細かい音質のコントロールが可能になります。今回ADXに追加されたマルチバンドコンプレッサーでは4つのバンドに分割して処理を行うことができます。また、帯域を分割するクロスオーバー周波数も変更可能です。

ゲームのサウンドデザインに広く対応するため、ステレオからサラウンド、7.1.4chなどのマルチチャンネル構成にも対応しています。各帯域のミュートや、それぞれのチャンネルでの圧縮のかかり方を確認できるレベルメーターなどの便利機能も付いています。

非常に要望の多かった機能なので、たくさんの方につかっていただけたら嬉しいです!

プラグインUI

マニュアル:https://game.criware.jp/manual/native/adx2/latest/criatom_tools_atomcraft_dsp_effect_multiband_comp.html

I3DL2リバーブ

I3DL2リバーブがVSTプラグイン表示に対応しました!エフェクト自体は以前から実装されていましたが、プラグインが追加されたことでより直感的に調整できるようになりました。
I3DL2Reverbプラグインは、Interactive 3D Audio Level 2(I3DL2)仕様に基づいた高度なリバーブエフェクトです。

パラメーターが非常に多く、どのパラメーターが音声にどのような影響を与えるのかわかりづらい問題がありました。
新規追加されたプラグインでは設定したパラメーターがどのような残響になるか、IRを確認しながら調整できるようになり、初期反射と後期残響の大きさ、長さなどを視覚的に調整できます。

また、右下のPreviewボタンでIRをプレビューすることもできます。

新しいUIで理想のリバーブに調整できるようになれば幸いです!

プラグインUI

マニュアル:https://game.criware.jp/manual/native/adx2/latest/criatom_tools_atomcraft_dsp_effect_i3dl2_reverb.html

Spatial Meter

Ambisonicsの信号を視覚的に確認できるプラグインです。
Ambisonicsの信号はチャンネルベースと異なり、各チャンネルのレベルがスピーカーの出力音量を表しているわけではありません。

このプラグインはAmbisonics信号をチャンネルベースにデコードした結果を見ることができます。これにより、実際のスピーカー環境での聞こえかたのイメージをつかむことができます。
また、左側のUIでは立体表面の球体が光ることで、どの方向でどのくらいの音量になっているかを視覚的に確認することができます!

プラグインUI

マニュアル:https://game.criware.jp/manual/native/adx2/latest/criatom_tools_atomcraft_dsp_effect_spatial_meter.html

最後に

今後もエフェクト・プラグイン類については機能追加・拡張を進めていきます!
不明な点がありましたらテクニカルサポートサイトや、こちらのコメントにてお問い合わせください!

 

 

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